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アルコール除菌以外の除菌方法について

コロナウイルスの感染予防等で様々な場所で行われるアルコール消毒。
しかし菌やウイルスの種類によってはそれ以外にも有効な消毒方法というものがいくつも存在します。
今回はアルコールを使用しない除菌方法についてまとめてみました。

●加熱による物理的殺菌

煮沸消毒

熱による物理的な殺菌方法のひとつに煮沸があります。
煮沸消毒は、耐熱性のある調理器具(鉄やアルミのフライパンなど)に対して有効な消毒方法です。
煮沸消毒を行う場合、完全に消毒を行うためには、100℃以上の煮沸温度を10分以上維持することが重要です。

蒸気滅菌

蒸気滅菌も効果的です。高温の蒸気を通過させ熱で除菌を行うというものです。
特に医療器具のような熱に弱いものに使われます。
この方法では、蒸気を温度135℃以上、圧力10kg/m2以上で10分以上維持する必要があります。

●紫外線による物理的消毒

物理的消毒の一種に紫外線を利用する事があります。
紫外線を除菌したい空間や物に照射し、殺菌作用を発揮させます。
有害な雑菌などに対して最大99.9%まで殺菌することができ、除菌効果が認められます。

ただし、紫外線は光が届く面にしか使えないので、厚みのある家具やカーテンで遮られた空間には効果が見込めません。
また、紫外線を直接浴びると人体に害を及ぼす可能性があるので、この除菌方法を使用する場合は注意が必要です。

●化学的殺菌による除菌

塩素、次亜塩素酸、過酸化水素などの薬剤を細胞に作用させ、細胞膜を破壊し、効果的に除菌することもできます。

塩素や次亜塩素酸

塩素や次亜塩素酸については、除菌効果を期待するには表面にある程度の接触時間が必要です。
また、有効な殺菌濃度はpH値によって異なり、環境は温度などの要因もあるため、コントロールが難しいというデメリットが存在します。

過酸化水素

過酸化水素は細菌や芽胞に有効で、ほぼすべての環境で殺菌できると言われており濃度の高いものは漂白などに使用されます。
強力が故に、皮膚などに触れると白斑や発赤、皮膚熱傷や痛みなどの症状が現れる場合がある為注意が必要です。

●銀イオンの力による除菌効果

銀イオン除菌は、数多くの菌に対する除菌効果は認められています。
しかし、その効果が出るメカニズムは完全には解明されていません。
銀イオンの効果については当社HP内の他のページでも詳しくご紹介しています。
『銀イオンの効果とは?』

 

銀イオンの除菌製品

当店で取り扱う除菌製品に「AG GERMFREE」や、用途別に使いやすくした「Gindée」などがあります。
当店の銀イオン製品詳細→『除菌生活支援事業』

 

●まとめ

安全かつ効果的に除菌を行うためには、それぞれの状況に応じた正しい除菌方法を用いることが大切です。
アルコール消毒ができない場合、耐熱性のあるものには煮沸や蒸気の熱で殺菌したり、
光が届く面には紫外線をあてたり、化学的アプローチで確実に殺菌をする方法、
昨今では銀イオンの力による除菌なども注目されています。
コロナを初めとし、食中毒菌などを含めた感染症予防のために適切な除菌方法を学ぶことが重要です。

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