カビ対策には”スキーム”が必要です

「一回でカビの悩みを解決！」・・・という類いの製品を見かけますが、考えれば考えるほど旧車のカビ対策は「一回で」は無理なのではないかなと感じます。 カビは、まるで簡単な足し算の様に、条件が揃えば発育するからです。

①カビ菌 + ②酸素 + ③湿度 + ④栄養 ＝ カビ集落

という足し算です。

①カビ菌　と　②酸素　は、必ず存在すると考えて下さい。 酸素は＝空気だから分かるけど、カビ菌（真菌）って防げないの？？と思われるかと思いますが、厳重に食品を保管したつもりでも、カビが発生（集落化）したご経験を思い出してください。カビ菌はどこにでも存在することがイメージ出来ると思います。

③湿度のコントロールにはエアコン（除湿機）が有効です。旧車のガレージにエアコンが付いているというのが、最も根源的かつ広範囲にカビ発育環境に対する影響力が強いと思います。ただ、それでも、シートの上に物を置いたり、覆ったりしていると、その部分の湿度は向上してカビ集落が発生したりします。

④の栄養についても、すぐに思いつくのは「食べこぼし」や「毛」などの有機的な物質だと思いますが、ステアリングやシフトノブなどに付着した「皮脂」レベルでも栄養になりますし、プラスチックや金属ですら栄養になってしまいます。 旧車がカビやすいのは、もともとの素材や塗料に含まれていた抗菌成分が、経年劣化により減少・消失する事が一因で、カビにとっては旧車の車内は栄養の宝庫ということが出来ます。

革シートに発生したカビ

アルミの表面に発生するカビ

金属の塗装面に発生したカビ

ライトをあてて浮かび上がるトリム類のカビ

革シートに置かれていたBOOKの下に発生したカビ

除菌屋JOKIMENでは、カビ対策は継続的なスキームが必要と考えています。 上記の足し算を、いかに成立させないようにするか？・カビにとってのアンバランスな環境を維持するか？・・という事がテーマです。 このような考えで取り組むと、旧車のカビ対策には、その環境によって行うべき方法に違いがある事がわかります。同時に継続的なアプローチが必要です。つまり「一回の施工でOKです」とは考えておりません。JOKIMENのポリシーとして「強力な薬品は使用しない」という点がありますので尚のこと、旧車の素材を傷めず、不自然な残留臭を残さないという点を重視すればこそ、施工に加えて、オーナーさんによるメインテナンスも必要だと考えております。

JOKIMENのカビ対策スキーム

1. 1. 定期対策：JOKIMENの施工で、車内のカビ除去・カビ因子除去・有機栄養素除去・抗菌施工（半年～１年に一回程度）
   2. 常時対策：オーナー様が、Gindèe除菌・消臭ゲルを車内に設置（数ヶ月で交換）
   3. 都度対策：オーナー様が、Car Gindèe Premium除菌・消臭スプレーを必要に応じ噴霧（無くなったら交換）

これら１～３を適宜実施し続けることが、基本スキームとなります。

また、ガレージ自体の環境改善をご提案します。

カビ対策は、車内・車外（ガレージ環境）の総合的な環境改善を検討し、実施・対策を重ねることで真の改善につながると考えております。

旧車向け除菌&クリーニング（カビ対策）価格表

参考価格（内装の仕上げ状態や、マテリアル・カビ発生状態を鑑み見積ります）